会長挨拶
JIO会長 深町博臣
東日本大震災から1年数ヶ月が経過しましたが、未だ福島原発からの放射性物質の拡散をコントロールできない状況にあります。我が国だけでなく、大気や海洋を介して世界の環境を汚染し続けている現状においても経済優先政策を堅持する日本・・・・。
医療制度の問題も根は同じ所にある様に思います。
厚労省からの指導を受けて開始された「歯科矯正領域における専門医制度に関わる三団体懇談会」は4年を経過しましたが、昨年1月の第16回懇談会において作成された「歯科矯正領域の専門医制度に関わる第三者認定機構」設立案に対して、未だに日本矯正歯科学会の賛意は得られていません。
一方、医科領域においては、厚労省主導で「専門医の在り方に関する検討会」(座長:高久史麿自治医科大学長)が、2011年10月より毎月1回開催されており、今年度内に最終報告書が作成される予定です。日本専門医制・評価認定機構の池田康夫理事長は、専門医の定義について「“神の手”を持つ医師やスーパードクターのことを意味するのではなく、それぞれの診療領域において安心、安全で標準的医療を提供できる医師」と述べており、このような基本的な考え方は上記機構に所属する79学会の了承を得ています。さらに、「現在は、自由標榜制だが、専門医と関連づける方針になれば、医師法の改正を行うことも視野に入っている」との報道もあります。
歯科矯正領域の専門医制度を運営する三団体において、現在認定されている専門医の総数は400人を越えました。
患者さんにとって安心・安全な医療施設を探す指標となり、医療者にとって自己研鑽の目標となるような制度設立に向けて、専門医の知恵を結集する場が必要です。一昨年6月に設立された日本歯科矯正専門医学会(JSO)が、その役割を担う組織として発展することが期待されます。
当会はJSOと協力しながら、引き続き、歯科矯正領域の専門性の確立を目指し、安心安全な矯正治療の普及に務めます。
今後ともご支援ご協力の程、よろしくお願い致します。
当会へのご意見、ご要望等がございましたら事務局までご連絡いただけましたら幸いです( メールアドレス jio@iva.jp)。


